アニメ コンテンツ エキスポ

アニメ コンテンツ エキスポ（ACE）について

アニメ コンテンツ エキスポ（ACE）は、日本のアニメに関する展示会で、主に千葉県千葉市の幕張メッセで開催されていました。このイベントは「アニメ コンテンツ エキスポ実行委員会」によって主催され、略称はACE（エース）です。ACEは、アニメ業界の発展を促進することを目的として様々な企業やファンを集めた交流の場となっていました。

開催の背景

ACEが誕生する背景には、東京国際アニメフェア（TAF）との分裂騒動がありました。2011年、東京都が制定した青少年健全育成に関する条例改正案が、業界に対して過剰な表現規制をもたらすと懸念されたため、多くの出版社がTAFの開催に対してボイコットを決定しました。これにより、TAFは実行不能となり、ACEは同時期に開催される形で急遽企画されることになりましたが、最終的には東日本大震災の影響で中止となりました。

初開催までの経緯

東日本大震災によって中止が決定された後も、ACEはその存在意義を見出しました。2011年10月、2012年3月31日および4月1日に初めての開催が決まりました。南部風のアニメコンテンツを愛するファンのために、前年に企画された規模を大きく上回る予定で進められました。主催者は、赤字覚悟でファンへの感謝の気持ちから開催を決定したと述べています。

初開催となった2012年のACEには、約4万2千人が来場し、規模の大きさを証明しました。さらにその後、ACEの開催は毎年続けられることになり、2013年には出展社数を増やし、より多くの来場者を迎えました。

終焉とAnimeJapanへの移行

しかし、2014年以降はTAFと統合し新たに「AnimeJapan」というイベント名で開催されることが決まりました。この統合により、ACEは2013年をもって終了し、アニメファンのための新たな大規模イベントとしてAnimeJapanが誕生しました。

その他の情報

ACEでは、ニコニコ生放送を通じて実行委員会構成企業の広報担当者が情報を発信し、イベント前の盛り上がりを見せていました。この番組は、コアなファン層に向けてアニメの最新情報を提供し、チケットプレゼントを行うなどの企画がありました。これはAEの更なる認知度を高めるひとつの手段となりました。

各年の出展企業は多岐にわたり、アニメ制作に関する様々な分野を網羅していました。特に、主催者であるアニプレックスや角川書店など、業界の大手企業が名を連ねていたことが魅力のひとつでした。

結論

アニメ コンテンツ エキスポは、日本のアニメ文化が誇る重要なイベントとして一時期の盛り上がりを見せました。そして、ACEが新たにAnimeJapanへと進化することで、さらなる発展を遂げています。アニメファンにとって、ACEはその後のアニメイベントの土台を築いたと言えるでしょう。

もう一度検索